101 2003.03.08 ★★ 三ツ峠山 1,786.1M ★★
2003年3月8日(土) 晴 のち時々 曇り

ya101_01 2003.03.08 11:27:32
三ツ峠山 2003年3月8日(土) 単独
(1,785M)  (標高:1,786.1m)

先日、天候により中止となってしまった春山山行で、富士山の展望にあやかれず、今度こそはとの想いの中、三ツ峠山を目指す事にした。

情報収集すると河口湖駅からロープウェイを使い、府戸尾根から頂上を目指すルートに心惹かれた。
しかし、三ツ峠駅から頂上を目指すルートも外せないとの想いから、辿るルートの構成に悩んでいた。

何れにしても車で行けば三ツ峠駅周辺に駐車しての行動となる為、中央自動車道から大月JCを経由し都留ICでR139に降りて三ツ峠駅を目指す。

都留IC迄は、概ね順調で思いの外早い到着が予想された。しかし、R139に降りてみると渋滞であった。
折しも冬将軍の再来で前日の降雪に街は大混乱。
漸く三ツ峠駅に到着するが、予想以上のロスタイムを喰ってしまった。

周回するのは諦めて駅から三ツ峠登山口を目指す。
途中のさくら公園で残雪により車での進入が出来無くなる。
公園の駐車場に戻って駐車し、慌てて身支度を整える。

地図をみると涼風荘までは概ね30分程の行程となり、その後、八十八大師までが1:30。〜山頂まで1時間。
登り約3時間の行程か?気合いを入れて出発する。

公園内は、車道に沿って進み大きく蛇行しながら進む。
良く整備されている様子が伺える広い公園である。
現在は、残雪に覆われ訪れる人も居らずひっそりしている。
踏み跡は、しっかりしていて先行する人が居る。
公園を過ぎると川沿いに近道の案内があり進むと涼風荘に着く。この時期は、閉まっていた。
涼風荘を過ぎて程なくいよいよ登山道となる。

程なく急登が始まりなかなか展望が出てこない。何とかルートの先に木々の間から青空が色濃くなると、股のぞきに到着する。此処からの富士山の展望は一見の価値有り。
ここから先は、時々展望が開けてきて富士山の姿に勇気づけられる。相変わらずの急登が続く。
漸く八十八大師に到着し、残り僅かと萎えそうな気持ちを鞭打ちながら先を急いだ。少々しゃりばて気味となる。
山頂直下の屏風岩下に近付くと切り立った岩肌をトラバースするルートとなり、落石注意の標識が目立つ。
如何にも雪崩の巣の様な処では、一端仕切り直しし腹ごしらえをしてから軽アイゼンを着けて再出発した。
空腹では弱気になる様だ。空腹が満たされると案外楽観的に物事を考えられる様になる。(危険?)

ロッククライミングの屏風岩下は、回廊の様なトラバースが続いている。寒さのぶり返しと降雪直後で一人も取り憑いて居なかった。岩肌から溶けた雪の滴が沢山落ちてくる。
踏み跡に1M以上有るつららの残骸が横たわっていた。
こんなのに打ち当たったら只じゃ済まないだろう。
ルート正面に岩壁の上に小屋が見えてくる。小屋から犬の鳴き声がしている。岩壁に囲まれた此処では、異様に響いて聞こえてくる。

山頂を直接目指すルートに歩を進め最期の登りに喘ぐ。
四季楽園別館?の前を過ぎて大きな鉄塔の脇を登り、山頂に到着する。
目の前に拡がる富士山とその裾野は、雄大で美しい。
逆光とは云え、真上から陽の光を照り返す北斜面の輝きは素晴らしいと想った。
生憎頂上に笠雲が掛かっていたが、まずまずの展望だ。
風が出てきて長居できずに残念であったが、時間も遅くなっていたので周遊せずに来たルートを急いで降りた。今後は、余裕を持って出発する様に心掛けよう。

雪の状態:アイスバーンは殆ど無かったが、陽当たりの良いところでベチャ雪だった。急な下りは、軽アイゼンでは滑る箇所もあった。前日の降雪だけではなく、今年の降雪は、例年より多いと思われた。

【コース情報】
 818m 神鈴の滝 背景は三ツ峠山
 961m 達磨石
    途中、大曲、股のぞきがあり
1300m 馬返し
1467m 愛染明王 疲れたので休憩 八十八大師になかなか着かない
1555m 不二石
1583m 八十八大師
1654m 一字一石供養塔
     屏風岩下
1786m 開運山山頂


【山小屋名  お問合せ先】
三ツ峠山荘
 収容人数:150人
 管理人の駐在期間:年間常駐
 管理人不在時の使用可否:使用不可  南都留郡河口湖町河口1672
0555−76−7473

四季楽園
 収容人数:100人
 管理人駐在期間:年間常駐
 管理人不在時の使用可否:使用不可  南都留郡河口湖町河口1676−4
0555−76−7566

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