49 2001.04.14〜15 ★★ 西穂高岳 2,909M ★★
2001年4月14日(土) 晴れ 〜15日(日)晴れのち曇り
  紀行文(by ??)  

(*注釈:西さんでお送りしています!)
ya49001 2001.04.14 07:24:16

予定より30分遅れの出発です。関越の川越IC〜上信越道〜長野道〜松本IC迄の約2時間?を予定しています。
セッちゃんは、朝食にパンを持参した。西さんは、何処かのSAで小休止して食べるそうです。
その時に、今日・明日の昼食(2食分)を仕入れる予定。
ya49002 2001.04.14 11:44:09

途中迄来ると、松本ICが遠い事に気付き、とても休憩は摂れない事実が判明。川越IC〜松本ICは、約2時間30分を要する。
朝食は、セッちゃんのパンを分けて貰って、運転しながら車中で食べたが、今日明日の昼食が仕入れられない。
松本ICに着いたのが10時。直ぐにツヴェート等に連絡取る。11時には間に合わず、11時30分にはやっと到着できるだろう。先を急がねば!
やっと、11時30分新穂高ロープウェイ乗り場に到着。皆さん御免なさい!
ya49003 2001.04.14 12:02:41

登山者の他に、観光客も結構居る。
最初のロープウェイは、5分位。直ぐに、少し大きい、2階建てになったものに、乗り換えて行く。風の強い時は、次ぐに休止するそうです。
最初のロープウェイで槍ヶ岳が見えた。頭のてっぺんだけなのだが。
到着後、小休止の間に今日明日の昼食を仕入れる。ぎりぎり間に合った!(ホッと出来た瞬間)
ya49004 2001.04.14 12:23:15

さぁ、いよいよ本格的な雪山へと出発です。
緊張の中にワクワクする気持ちが沸いてくる。
今回のツアーは、C&Cジャパンが主催する「初級・中級者の為の雪上訓練、西穂高登頂ツアー」である。主催者側からツヴェートと千坊(チーボウ)
受講生は、我々夫婦の他に名古屋から参加の都(ツー)さん、広島から参加の岩さんの4人です。総勢6人のパーティとなりました。
ya49005 2001.04.14 13:08:40

セッちゃんとツヴェートのツーショット!
ツヴェートは、スロヴェニアの元ナショナルチームメンバーでレイクプラシドとサラエボのオリンピックに出場した筋金入りです。
日本に移住して約10年、スキーや山岳ガイドの資格を取得し、最近アルパインガイドも取得した。ガイドとしても経験豊富。
パートナーの千坊は、スキーと無雪期登山はツヴェートにも引けを取りません。今回、雪山に2度目のチャレンジ!今後のガイド業にも幅が出てきます。
ya49006 2001.04.14 13:08:58

手前が千坊です。当然、一番若い!?
ツベェートと岩さんと私・西さんは同級生という事が判明いたしました。年齢は・・・、想像にお任せいたします。(皆、自分が一番若いと思っていた?)
最年長?は、都さんですが、経験&話題の豊富な方でした。
(千坊の年齢が気になりますね。)
ya49007 2001.04.14 13:45:03

ロープウェイを降りて約1時間30分弱で西穂山荘に着きました。(お腹空いたよう!)
小休止の後、早速、雪上訓練を行います。予定開始時刻は、2時30分からです。
ハーネスをつけてアイゼン・ピッケルを準備します。
歩行、アイゼン・ピッケルワーク、アンザイレン、滑落停止等々の訓練です。
ya49008 2001.04.14 13:45:57

まずは、腹ごしらえ。
宿泊の手続きを行い、ビールも頂こう!
準備も迅速に!(テキパキ)

(ロープウェイから山荘までは、アイゼン無しでキックステップで登りました。結構、筋肉に堪えました。ピッケルワークも少々訓練しました。)
ya49009 2001.04.14 15:19:51

下りでは、踵からキックステップで!ピッケルは常に山側に持ちます。
ya49010 2001.04.14 15:22:28

頭で分かっていても、なかなか上手く行きません。
ピッケルは、一気に突き刺して、体重が上手く乗るように胸かそれより下側で、・・・。
肘は開かないように体にくっつけて。
アイゼンを付けた足は、膝を折って雪や岩に引っかからないように・・・。
ya49011 2001.04.14 15:22:41

結局、傾斜が緩くなってから自然に停止。
なかなか、ピッケルを利かすのが難しいです。
ya49012 2001.04.14 15:55:48

アンザイレン訓練。
ピッケルは山側。ザイルは谷川です。
(アレレ、ザイルが山側になってますよ!)
ya49013 2001.04.14 15:56:14

理論的には、下りはガイドが最後尾にいて、誰か滑落する時にガイドにだけ加重が掛かり他のメンバーには負荷は生じません。
ガイドは、必ず引き止めます。
(ウーム、判ったような判らないような・・・?)
ya49014 2001.04.14 16:18:57

再び、滑落停止訓練。
なかなか体重を乗せるのが上手く行きません。
そんな事を考えていると、ホラ、足が下がってるよ!
ya49015 2001.04.14 16:19:06

(決して、雪遊びをしているわけでは有りません!)
ツヴェートも必死に身をもって説明しています。
「これでは、力が抜けてピッケルを利かす事が出来ず、止まりません!」

結論! 如何に滑らないように上り下りを行うか!滑る始める時に直ぐに食い止める事が出来るように上り下りする。滑落停止は、殆ど不可能!!
ya49016 2001.04.14 16:58:23

さぁ、最後は雪と岩のミックス歩行です。
アイゼンで上手く岩の上でも歩けるかな?

「夕食が待ってるぞー!」
「頑張れー!」
ya49017 2001.04.14 16:58:53

まずまずですね。
もう少し、バランス良く歩けるようになりましょう!
ya49018 2001.04.14 18:13:26

待ちに待った夕食です。

訓練は、日頃使わない筋肉を使うようで全身筋肉痛です。
体力も付けなければ、雪山は制覇できませんね!
(体重を抑えながら、体力を維持させる。ウーム、難しい!)
ya49019 2001.04.14 18:54:46

ツヴェート&千坊は、素泊まりです。(ツヴェートの通称は、「ツヴェさん」と判明)持参した食材で夕食造り。雪を持ってきて水造りからです。メニューは、キムチ鍋でした。持参した豆腐が元でC&Cは、意見が食い違っていました。
夕食後の食堂は、素泊まり者等に開放されます。談話室も兼ねているようです。9時迄、此処で自己紹介やら、いろんな山の情報交換を行いました。岩さんは、なんと、独身でした。都さんは、無類の話好きでした。
ya49020 2001.04.15 05:20:37

夜半、雪が舞っていましたが、朝は、快晴で迎えました。
小屋の前から、焼岳、乗鞍岳方向です。
ya49021 2001.04.15 05:20:43

霞沢岳。
ya49022 2001.04.15 05:22:37

小屋の反対側。
笠ヶ岳方面。
ya49023 2001.04.15 05:22:51

錫杖岳、遠くに白山。
ya49024 2001.04.15 06:03:33

朝食。
シッカリ食べて、今日の西穂高岳制覇に備えよう!
出発は、6時30分予定。
準備は、出来ている。後は、腹ごしらえだけだ!
ya49025 2001.04.15 06:27:21

さぁ、いよいよ出発だ!
快晴の中で、清々しい朝だ!朝日が眩しい。
きっと、今日は成功する!
緊張の走る瞬間だ!
ya49026 2001.04.15 06:53:38

丸山を過ぎた広い登り。
冬毛で化粧された雷鳥が迎えてくれた。
ポカポカ陽気にスキーでも、滑りに来たのかな?


ya49027 2001.04.15 06:53:50

ヒョコヒョコと愛嬌のある歩きで、斜面にさしかかるとツッーと滑っていました。
「オットット、危ない危ない!」スケート?スキーは、あまり得意では無いようです!

C&Cジャパンについて
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最近のトピック(千坊著):2001年4月号のヤマケイにスロヴェニアの事を書きましたが、岳人にもスロヴェニアのシュトレンフルさんの記事が5Pスロヴェニアの紹介と共に取り上げられています。(日本ヒマラヤ協会に紹介したのは私たちですが・・・)でも表紙に東欧と、でかく書かれていたので、とりあえずクレーム入れちゃいました。(東京新聞のデータが間違っているとイヤなので)
ya49028 2001.04.15 07:56:15

出発後、約1時間30分弱で独標に到着。
セッちゃんとツヴェートのツーショットvol2です。
セッちゃん雪目になっちゃいますよ?
ya49029 2001.04.15 08:10:38

ピラミッドピークから独標を振り返る。
青空の下、焼岳や乗鞍岳もハッキリと見えるようになってきました。
ya49030 2001.04.15 08:35:21

ピラミッドピークにて。
シンガリの千坊。どうしたの放心したような顔して?
都さん、雪山スタイルが板に付いていますね!
ya49031 2001.04.15 09:06:35

残り30分。広くなった鞍部で小休止。
ここからは、一気の登りになります。
いよいよ核心部で本日のハイライト。
「今日は、天気も良いし、メンバーも揃っているから成功するな!」ツヴェートの思い?
ya49032 2001.04.15 09:34:53

ヤッタネ!遂に西穂制覇!(2,909M《2,908.6M》)
セッちゃんもポーズ(イェーイ!ピース!)。
千坊もお淑やかポーズ?(何か違うんじゃ無いの?)

無雪期西穂山荘から3時間のコースを、ほぼ同じ3時間で登攀。
俄仕込みの雪上訓練もシッカリ身につけ、無事に登頂。皆さん有り難う御座いました。
ツヴェート&千坊、有り難う御座いました。
ya49033 2001.04.15 09:35:34

西さん登場!(永らく、お待たせいたしました。)
西さんも非常に満足げです。
皆さん、有り難う御座いました。そして、おめでとう御座います。
ya49034 2001.04.15 09:55:07

槍ヶ岳が雪を吹き飛ばした黒い肌を、惜しむ様に頭だけを覗かせていました。
槍ヶ岳(3,180M)、大喰岳(3,101M)、中岳(3,084M)、南岳(3,032.7M)。北穂高岳(3,106M)は、手前の涸沢岳(3,110M)に隠れて見えないようです。
西鎌尾根の向こうには、裏銀座と後立山連峰でしょうか?
「槍よ、今年も行くよ!待っててくれ!」。先ずは、表銀座コース、そして北鎌尾根?
ya49035 2001.04.15 09:55:44

奥穂高岳(3,190M)。右は前穂高岳(3,090.2M)。
ジャンダルム(3,163M)は、ハッキリ判らないが奥穂のピークと重なる様に見えるようです。

手前直ぐのピークは、赤岩岳・間ノ岳(2,907M)の様です。
奥穂から前穂の尾根は「吊り尾根」です。
ya49036 2001.04.15 09:55:56

前穂から明神岳(2,931M)、5峰(2,726M)の険しい尾根。
ya49037 2001.04.15 09:56:07

上高地方面。
奥の雪を被った山脈は、南アルプス連峰。
中央辺りに「富士山」が見えた筈なのですが・・・。
ya49038 2001.04.15 09:58:27

槍ヶ岳(3,180M)、大喰岳(3,101M)、中岳(3,084M)。
西鎌尾根。
その奥は、鷲羽岳(2,924.2M)でしょうか?。
ya49039 2001.04.15 09:58:34

笠ヶ岳(2,897.5M)。
奥は黒部五郎岳(2,839.6M)?or双六岳(2,860.3M)?。
ya49040 2001.04.15 09:58:46

焼岳(2,455.4M)、その奥に乗鞍岳(3,026.3M)。
その後に御嶽山(3,067M)か木曽駒ヶ岳(2,956M)でしょうか?
ya49041 2001.04.15 09:58:59

霞沢岳(2,646M)と、鉢盛山(2,446M)、その奥は南アルプス連峰の峰峰。
ya49042 2001.04.15 10:44:37

下山時、ピラミッドピーク&独標を見下ろす。
皆ザイルで繋がれているため、この1枚のために小休止して貰いました。
(でも、なかなか良い写真でしょう?)
(皆さん、ご協力有り難う御座いました)
ya49043 2001.04.15 11:08:16

ピラミッドピークにやっと到着。
下山時も、なかなか手強いです。
(ネェ。都さん!)

「こんな処登ってきたの?」「ルートは、何処や?」そんな処が随所にありました。
ya49044 2001.04.15 11:08:39

ロープウェイ乗り場の屋根が見えるんですが・・・。
判りますか?青い屋根。
谷を隔てて右奥の山は、錫杖岳。
ya49045 2001.04.15 11:08:51

ピラミッドピーク。少し風が出てきました。
ya49046 2001.04.15 11:09:10

ピラミッドピークから、西穂高岳を振り返った処。
ya49047 2001.04.15 11:51:16

岩ヒバリ?でしょうか?
本日2度目の鳥さんです。

実は、帰りのロープウェイの中から「カモシカ」も顔を覗かせてくれました。発見が遅れ写真は、撮れませんでした。(セッちゃん、第1発見者!)
ya49048 2001.04.15 12:19:42

ここの少し前迄では、可成りの強風に見舞われました。
セッちゃんが吹き飛ばされないかと心配したのですが、もう安心です。
ya49049 2001.04.15 12:34:13

小屋まで下りてしまうと、見えなくなってしまうギリギリから振り返り、撮影しました。
「又、今度お邪魔するヨ!」
「元気に待っててネ!」
ya49050 2001.04.15 12:34:30

やっと、西穂山荘が見えてきました。
山荘前の斜面では沢山の人が、雪上訓練していました。
ya49051 2001.04.15 13:06:03

満足げなセッちゃん。
「次は、何処に行こうかな?」(オイ、オイ)
ya49052 2001.04.15 13:09:25

少し遅い昼食!
山では、やっぱりラーメンでしょう!
「美味い!」
ビールもゴクッ。(シ・ア・ワ・セ!)
ya49053 2001.04.15 13:51:39

西穂山荘を出発。
樹林の中で風の影響は少なくなります。
ロープウェイは、風の影響で良く止まるそうです。
急げ、急げ!
(アイゼンを外して、キックステップで下りる。時々、滑って転んじゃいました。トホホ)
ya49054 2001.04.15 14:20:57

西穂の山並み。
ここまで下りてくると、独標・ピラミッドピーク・西穂ピークと高低差が判らなくなります。

可成り、雲が出てきました。
ya49055 2001.04.15 14:38:49

係の人が、最終のロープウェイへの案内をしてくれていました。
「みんな急いで〜〜!」

我々は、ぎりぎりセーフ!(良かった。ホッ)
ya49056 2001.04.15 14:41:15

結、構ー。疲れ・ました!
でも、よく見ると余裕を感じさせる、不敵な笑みを浮かべております。(タフなセッちゃん!)
ya49057 2001.04.15 14:41:26

ツヴェさん、有り難う御座いました。
今後とも、末永くお付き合いを、宜しくお願いします。
千坊曰く「エー!こんな姿撮るの? ヤメテー!」
ya49058 2001.04.15 14:21:40

都さん、岩さんもホッとした瞬間。
ya49059 2001.04.15 14:50:11

本日、最終のロープウェイ。
間に合って、皆、ホッとしているところです。
無事に下山できて、皆、満足げです。
ya49060 2001.04.15 14:50:27

再び、西さん登場。
西さんも満足げでしょ!?
ya49061 2001.04.15 15:26:42

最後に、ツヴェートから総評が有りました。
皆のレベルは、一応に高い物が有ったと、言ってくれました。

(さて果て、我々は果たして初級?or中級?
何れなりや?)
ya48062 2001.04.15 19:25:29

(上信越道:東部湯ノ丸SAにて)
夜の、インディアカの練習に、間に合わせようと、急いでいたのですが・・・。
渋滞に巻き込まれ、とても間に合いません。
残念ですが、ここで夕食です。

(セッちゃん、食欲も旺盛ですね? 元気だ事)
@C&CJAPANからのお知らせ:主催者のC&C.JAPANからの終了後の通信レポートです。
AsudoさんのHP上の「らくがき帳」ページから、抜粋:sudoさんには、色々と応援を頂きました。